教員になるには、公務員になるには

学生サポートデスクが提携しているスクールと資格講座の内容
学校名 校舎案内 試験対策講座
資格の大原 渋谷・新宿・池袋・横浜など 公務員(国家Ⅱ種、地方上級、市役所、警察官)・介護福祉士・社会福祉士・ホームヘルパー
資格の学校 TAC 渋谷・新宿・池袋・横浜など 公務員(警察官、消防官)・簿記検定・社会保険労務士・FP・パソコンスクール
公務員試験のEYE 渋谷・新宿・池袋・水道橋など 公務員(警察官、消防官)
資格合格 クレアール 渋谷・横浜・水道橋など 公務員(地方上級、地方初級)、公務員(国家Ⅱ種、国家Ⅲ種)、FP・簿記検定
教員の河合塾 新宿・横浜など 教員採用試験・就職対策・大学院編入・大学院入試
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①教員採用試験とは?

資料提供:河合塾KALS

②警察官・消防官採用試験とは

警察官・消防官採用試験における採用区分の名称は試験によってまちまちですが、学歴によってははっきりと分類されている試験が多い傾向にあります。

【採用区分例】
大学程度試験 >>○□官A・○□官Ⅰ類など
短大卒程度試験 >>○□官Ⅱ類など
高卒程度試験  >>○□官B・○□官Ⅲ類など

●採用区分と試験問題のレベル
試験問題の難易度や出題科目は試験区分によって異なります。例えば、大卒程度試験には4年制大学卒業程度の学力が必要とされる問題が出題され、高卒程度試験には高校卒業程度の学力が必要となる問題が出題されます。当然、採用区分ごとに必要な受験対策も異なりますので、自分が合格を目指す試験はどの採用区分か、事前にしっかりと確認しておきましょう。

採用区分 試験問題のレベル
大卒程度試験  4年制大学卒業程度の学力が必要とされる試験。
短大卒程度試験 短大または専門学校卒業程度の学力が必要とされる試験。
高卒程度試験  高校卒業程度の学力が必要とされる試験。
受験資格

警察官・消防官採用試験では、受験資格として「年齢要件」と「身体基準」が設けらています。

  • ●年齢要件
  • 自治体や年度により異なりますが、概ね受験する年の4月1日現在で21~30歳程度・大学卒業(卒業見込み)となっています。
  • ※下記の年齢上限一覧表は、平成23年度試験の採用案内を元に作成しています。
  • ※受験する際は、必ず最新の採用試験案内をご確認下さい。
警察官(大卒程度)   消防官(大卒程度)
自治体名 年齢上限 自治体名 年齢上限
埼玉県 29歳 さいたま市 26歳
千葉県 32歳 千葉市 27歳
警視庁 29歳 東京消防庁 28歳
神奈川県 29歳 横浜市 29歳
京都府 29歳 川崎市 28歳
大阪府 28歳 大阪市 26歳
  堺市 27歳
  • ●身体基準
  • 警察官・消防官採用試験(大卒程度)では、身長・体重・胸囲・視力などの身体基準が定められています。多くの試験では各基準に「概ね」と記載されており、比較的緩やかな傾向にありますが、本格的な学習開始前に各人事委員会に確認しておくことをおすすめします。
  • ※下記の身体基準一覧表は、平成23年度試験の採用案内を元に作成しています。
  • ※受験する際は、必ず最新の採用試験案内をご確認下さい。
警察官(大卒程度)   消防官(大卒程度)
項  目 男性 女性   項  目 男性 女性
身長 160cm以上 155cm以上   身長 160cm以上 155cm以上
体重 47kg以上 45kg以上   体重 50kg以上 45kg以上
胸囲 78cm以上 -   胸囲 身長の2分の1以上
視力 両眼とも裸眼視力0.6以上/または矯正視力1.0以上   視力 視力(矯正視力を含む)が両眼で0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上であること。赤色・青色及び黄色の色彩が識別できること。
色覚 正常であること   聴力 正常であること
その他 警察官として職務遂行に支障のない身体状態であること。   肺活量 3.000cc以上 2.500cc以上
警察官・消防官試験(大卒程度)の概要

警察官・消防官採用試験(大卒程度)は、1次試験と2次試験の2段階で実施されています。

●試験の流れ

【警察官】
 
【消防官】
警察官(大卒程度)一次試験実施日程
日程 試験種
4月 29日(金) 警視庁警察官Ⅰ類①【男性・女性】
5月 8日(日) 警察官(大卒程度)
7月 10日(日) 警察官(大卒程度)
9月 18日(日) 警察官(大卒程度)
19日(月) 警視庁警察官Ⅰ類②【男性】
1月 16日(日) 警視庁警察官Ⅰ類③【男性】
警察官採用試験(大卒程度)は、5月・7月・9月にある程度まとめて1次試験が実施されています。また、多くの自治体が試験を年複数回実施しており、他の公務員試験同様に併願受験がしやすい試験制度となっています。

※試験の日程・形式・受験資格は変更になる場合がございます。受験の際は必ず最新の試験案内をご確認下さい。
※2次試験以降の日程が重なる場合がございますのでご注意下さい。
※上記の試験日程は、平成23年度の採用試験を元に作成しています。
POINT 年に複数回の試験を実施!
警察官採用試験(大卒程度)は、警視庁が年に3回、その他20程度の自治体が年に2回、試験を実施しています。同じ自治体を年に複数回受験することも可能です。
※女性警察官は年に1回の場合があります。

POINT 共同試験でチャンス拡大!
警察官(男性のみ)採用試験には、1度の受験で複数の(第二志望)の都道府県を志望先に選んで併願受験することができる「共同試験」という独自の制度があります。例年、各都道府県が協力して、半数以上の自治体で導入されており、平成22年の試験では32自治体が実施しました。
消防官(大卒程度)一次試験実施日程
日程 試験種
5月 29日(日) 東京消防庁消防官Ⅰ類①
6月 26日(日) 政令市消防・市役所消防職A日程
7月 第3・4週 市役所消防職B1日程
8月 28日(日) 東京消防庁消防官Ⅰ類②
9月 第3・4週 市役所消防職C日程


消防官採用試験は、5月末の東京消防庁を皮切りに、6月・7月・9月にある程度まとめて1次試験が実施されています。東京消防庁以外の試験日程は、

※試験の日程・形式・受験資格は変更になる場合がございます。受験の際は必ず最新の試験案内をご確認下さい。
※2次試験以降の日程が重なる場合がございますのでご注意下さい。
※上記の試験日程は、平成23年度の採用試験を元に作成しています。

POINT 東京消防庁は年に複数回の試験を実施!
採用人数、管轄区域ともに全国最大の東京消防庁では、消防官Ⅰ類試験を年に2回実施しています。
5月の第1回の試験が残念だった場合でも、8月の第2回の試験で再チャレンジすることが出来ます。

POINT 併願受験でリスクを回避!
消防官採用試験は、他の公務員試験同様、1次試験の日程が重複していなければ、併願受験することが可能です。
消防官採用試験は、上記の表のとおり、市町村ごとに実施されますので、可能な限り併願受験をして、リスクを回避するようにしましょう。
1次試験(学力)

1次試験では、教養試験(択一式)・論作文・適正検査などの、主に筆記試験が実施されます。1次試験合格者のみが2次試験に進むことができるため、まずは、この1次試験の対策を万全にすることが求められます。

●教養試験(五択択一マークシート式)
A.【一般知能科目】
数的処理(数学的パズルや資料の読み取り問題)・文章理解(現代文・英文・古文の読解力を試す問題)が出題されます。

【一般知能科目】
数的処理(数学的パズルや資料の読み取り問題)・文章理解(現代文・英文・古文の読解力を試す問題)が出題されます。
数的処理 >>傾向
数的処理はどの試験においても教養試験の中でも最も出題数の多い科目です。従って、教養試験突破のカギは数的処理の攻略と言っても過言ではありません。公務員受験対策予備校の受験生と独学の受験生との差がつき易い科目です。
>>対策
過去問分析を基に頻出問題の解法パターンを学び、繰り返し問題を行うことが大切です。公務員受験対策講座を利用することで問題が解けるでけでなく、1問あたりに掛ける時間を短縮することができます。
文章理解 >>傾向
文章理解は、現代文・英文・古文で構成されており、問題のレベルは大学センター試験レベルです。多くの受験生が得意科目にしている傾向にありますので、確実な得点力が求められます。
>>対策
文章理解は、読解のテクニック・選択のテクニック、即ち「コツ」を体得することで、確実な得点源とすることができる科目です。繰り返しの問題練習はもちろんですが、普段から新聞や小説などを読み、文章を読むことに慣れておくことも、有効な学習法のひとつです。

【一般知知識科目】
中学・高校時代までに学習した内容(歴史・地理・生物・化学など)や時事が中心に出題されます。科目ごとに出題数は1~5問程度です。
社会科学 >>傾向と対策
社会科学は、政治・経済・社会時事・法律といった科目で構成されている、一般知識科目の中で出題数が最も多い分野です。
頻出テーマを中心に、万遍なく学習することが求められます。
人文科学 >>傾向と対策
人文科学は、世界史・日本史・地理・思想・文学芸術といった主に文型科目で構成されています。どの科目も1~3問程度の出題ですが、各科目の学習量が膨大なため、頻出テーマに絞った効率的な学習をすることが大切です。
自然科学 >>傾向と対策
自然科学は、数学・物理・化学・生物・地学といった主に理系科目で構成されています。文系の受験生を中心に苦手としやすい分野ですが、基礎的な事項からの出題も多いので、頻出テーマを中心にひととおりの学習をしておくことが大切です。

【論作文試験】
※字数:800字~1200字程度/時間60分~90分程度
警察官の論作文試験は、警察官としての理想像や近年の犯罪に対する知識や意見等、警察官採用試験独自の課題が課される傾向にあります。
消防官の論作文試験は、ほぼ全ての試験で実施されており、1次試験で実施する自治体と2次試験で実施する自治体があります。また、出題テーマは、同日に実施される行政事務職と共通の場合があります。
まずは文章の書き方の基礎を学び、論作文の予想テーマや今まで出題テーマを実際に自分の手で書くだけでなく、書いた答案を第三者に見てもらい、評価・添削をしてもらうことが、上達のコツです。
出題テーマ例(平成22年度)
警視庁第1回 過去に達成感を得た経験と、その経験を警視庁警察官としてどのように活かしたいかを述べなさい。
東京消防庁第1回 東京をより安全な街にしていくために、あなたが消防官としての立場で取り組みたいことを具体的に述べよ。

分野 科目 警視庁① 警察官5月 東京消防庁① 政令市消防 市役所消防
一般知能 数的処理 数的処理 6 6 4 15 12
判断処理 9 8 7
資料解釈 2 2 3 1 1
文章理解 現代文 6 3 4 9 7
英文 2 5
古文 - 1
一般知識 社会科学 政治・法律 5 4 5 7 5
経済 2 3
社会時事 3 2 2 4 2
人文科学 世界史 2 2 1 2 2
日本史 3 2 1 2 2
地理 2 3 1 2 2
思想 1 1 - 1 -
文学・芸術 1 1 - - 1
自然科学 数学 1 1 5 1 1
物理 1 2 3 1 1
化学 - 1 3 2 1
生物 1 2 3 2 2
地学 - 1 - 1 1
国語 1 - 1 - -
英語 2 - 2 - -
合計問題数 50 50 45 50 40
解答時間(分) 120 120 120 150 110
※上表は、平成22年度の試験データを元に作成しています。
2次試験(人物)

2次試験では、すべての試験で口述試験(個別面接)や体力検査など主に人物試験が課されます。
2次試験の配点比率は、どの自治体でも高まる傾向にあり、決して最後まで気を抜くことができません。

●口述試験(個別面接)※20分~30分程度
口述試験(個別面接)は、全ての警察官・消防官採用試験で課されます。面接の質問は、質問カードを中心に行われ、志望動機や自己PRについて、色々な角度から質問がなされます。また、試験によっては、その日の新聞の一面の記事について意見を求められることもあるため、自己分析・仕事研究はもちろんですが、日々の生活の中で新聞やニュースにも気を配り自分の意見をまとめておくことも有効な面接対策の方法です。
面接の質問例
・志望理由
・自己PR
・大学生活(ゼミ・サークル活動など)
・趣味
・併願状況
 
●体力検査
体力検査は、2次試験または1次試験でどの自治体でも課されます。体力検査の内容は自治体によりまちまちですが、腕立て伏せ・反復横跳び・バーピーテストなどが実施され、受験者の体力をチェックします。勉強はもちろん大切ですが、勉強の合間などに、リフレッシュの一環として、ある程度の筋力トレーニングを行うなどしておくことをおすすめします。
面接の質問例
・腕立て伏せ
・腹筋
・バーピーテスト(直立と腹ばいを繰り返す)
・持久走シャトルラン(20m程度の往復持久走)
試験の倍率
●警察官採用試験(大卒程度)
自治体 1次試験日 男性 女性
受験者数 1次試験合格者数 最終合格者数 倍率 受験者数 1次試験合格者数 最終合格者数 倍率
警視庁①~③ 4/29(木) 11467 非公表 1024 11.2 2990 非公表 182 16.4
埼玉県① 5/9(日) 1891 1095 310 6.1 295 69 17 17.4
埼玉県② 9/19(日) 1228 424 91 13.5 222 32 9 24.7
千葉県① 5/9(日) 1587 474 181 8.8 455 205 98 4.6
千葉県② 9/19(日) 1092 349 70 15.6 - - - -
神奈川県① 5/9(日) 2103 1620 463 4.5 404 140 49 8.2
神奈川県② 9/19(日) 1061 467 68 15.6 - - - -
京都府① 5/9(日) 491 179 98 5.0 172 26 13 13.2
京都府② 9/19(日) 676 149 67 10.1 119 10 4 29.8
大阪府① 5/9(日) 4108 2250 529 7.8 807 259 67 12.0
大阪府② 9/19(日) 2696 1781 388 6.9 598 193 62 9.6
兵庫県① 5/9(日) 1302 738 189 6.9 181 57 6 30.2

●消防官採用試験(大卒程度)※平成22年度試験デートより
自治体 1次試験日 男性
受験者数 1次試験合格者数 最終合格者数 倍率
東京消防庁① 5/30(日) 5481 1220 516 10.6
東京消防庁② 8/29(日) 2866 533 177 16.2
さいたま市 6/27(日) 348 60 25 13.9
千葉市 6/27(日) 156 26 12 13.0
横浜市 6/27(日) 606 347 134 4.5
川崎市 6/27(日) 379 154 123 3.1
相模原市 6/27(日) 167 48 23 7.3
京都府(男性) 6/27(日) 521 73 34 15.3
京都府(女性) 6/27(日) 12 3 1 12.0
大阪市(男性) 6/27(日) 387 61 37 10.5
大阪市(女性) 6/27(日) 11 4 1 11.0
堺市 6/27(日) 105 25 10 10.5